Workbenchを様々なOSで利用する

Mercurial使いのみなさまこんばんは。Mercurial Advent Calendar 2011 - [PARTAKE]の11日目はは私@choplinからお届けします。

Workbenchとは?

WorkbenchとはMercurialGUIフロントエンドです。
ファイラとの統合機能を提供するTortoiseHgの一部として提供されています。

全てとはいかないまでも、かなりの機能*1をWorkbenchから利用することができます。
充実したGUIクライアントが提供されていることがMercurialを選択するメリットの一つと言えるでしょう。

Workbench自体の解説は本エントリでは行いませんので、興味が有る方はTortoiseHgを参照して下さい。

どのOSで使えるの?

TortoiseシリーズなのでWindows用と思われがちですが、WorkbenchはQTを用いてGUIが作られている為、他のOSでも利用可能です。

本エントリではでは、私が利用した経験のあるWindows、Ubuntu、Macでのインストール方法をご紹介します。

Windows

WindowsではTortoiseHgをインストールすると一緒についてきます。

Mercurialも同梱されているので、インストーラ一発でOKです。お手軽ですね。

Ubuntu

パッケージが提供されているのですが、少しバージョンが古いので、別途PPAリポジトリを追加します。

sudo apt-add-repository ppa:mercurial-ppa/releases
sudo apt-add-repository ppa:tortoisehg-ppa/releases
sudo apt-get update
sudo aptitude install tortoisehg

thgというコマンドからWorkbenchを起動することができます。

thg

Mac

Macは少し厄介です。Homebrewを利用していることを前提とします。*2

まずPyQtをインストールします。

sudo brew install pyqt

続けてQScintillaをインストールします。QScintillaのFormulaはPull Requestが出されていますが、まだ本家にマージされていないようですので、各自でFormulaを追加するかパッチを当ててください。

Formulaが追加できればbrew一発でインストールできます。

sudo brew install qscintilla

いくつか必要なPythonパッケージがあるのでそれをインストールしておきます。

sudo pip install Pygments
sudo pip install iniparse

TortoiseHgをcloneします。

hg clone http://bitbucket.org/tortoisehg/thg/ TortoiseHg

リポジトリ内のthgからWorkbenchを起動して下さい。

cd TortoiseHg
./thg

実は

各OSでのインストール方法が
tortoisehg / thg / wiki / Home — Bitbucket
に載っています。

まとめ

優秀なMerucialのGUIフロントエンドであるWorkbenchが様々OSで利用可能なことを紹介しました。

明日は

Mercurial Advent Calendar 2011 - [PARTAKE] 明日は@monjudohさんです。よろしくお願いします。